白い飛沫(しぶき) ~初恋物語~
第10章 順也と理恵 それぞれの歩む道
え、えーと・・・
どうすればいいのかなあ・・・
いきなりガバッと
襲い掛かるのもなんだかなあ。
それじゃあ、飢えた野獣みたいだし・・・・
「順也・・・きて・・・」
う、うわぁ~・・・
彼女にリードされちまったよぉ~・・・
戸惑う僕の腕をとり香織は僕を引き寄せた。
「おっと」
枕元に両手をつくと、
自然と香織を見下ろす体制になってしまった。
香織は目を閉じ、
静かに僕を待ってくれている。
「香織・・・」
僕は突っ張った腕をたたみ、
香織に覆いかぶさった。
香織の腕が僕の背にまきつく。
ここから先はもうムード作りとか、
巧みなリードとか関係ない。
本能にまかせてやってしまおう。
唇を重ね、香織の髪をやさしく撫でる。
首筋から胸元に唇を這わしながら、
右手で太ももを撫でる。
「はあ~ん・・・」
甘い吐息が香織の口から漏れる。
バスタオルの組んだ部分に手をかけると、
音もなくバスタオルは両側に開いた。
「・・・」
僕は香織のきれいな胸に釘付けになった。
も、揉んじゃっていいよね~
ピンクの乳首に手を重ねる。
「あんっ!」
香織の体がビクンと跳ねる。
『うわあ~・・・柔らけえ』
たまらず胸を揉みまくる。
「やん・・・もっとやさしくして・・・」
香織の声が僕の全身をくすぐった。