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雨の降る夜は傍にいて…

第2章 春雷

 7 青春のエネルギー

 わたしにとっては特別な水曜日なのである…

 それはたまにの水曜日の寄り道であったのだが、いつの間にかに毎週1回の水曜日には必ずただし宅に寄るように変わっていった。

 そしてそれが二人の愛をどんどんと高まらせ、深まっていったのだ…

「こんばんは…」

「あっ、ゆり姉ちゃん…」
 いつもの水曜日にただしの家に寄ると、弟の啓介くん、啓ちゃんが一人留守番をしていて、わたし達の帰りを楽しそうに待っていてくれていた。
 啓ちゃんはわたし達の7歳下の10歳、小学校4年生であった。

 そしてわたし達はリビングで啓ちゃんと30分位、少し小学校の話し等の会話をし、その後啓ちゃんは自分の部屋に、わたし達はただしの部屋に入るのだ。

「あぁ、たーちゃぁん…」
 そしてわたし達はキスから始まり、いわゆるペッティング、当時の流行り言葉でのいわゆるBという相互の愛撫を愉しむのである。

 勿論、最初はキスからであった。
 それが舌を絡め合うディープキスとなり、胸へのタッチとなり、いつの間にかに相互の手の愛撫へと発展し、最近では相互口唇愛撫と進んでいたのである。

「あぁ、たーちゃん、すごい、こんなに大きくなってる…」

「あ、ゆり、また、口でしてくれよ…」

「う、うん…」
 そしてわたしはたーちゃんのチンポを舐めていく。

「あ、う、ううあ、ゆりぃ…」

 チュパ、チュパ、チュパ…

 あの頃は、毎回、毎週が、エッチの勉強であり、新鮮で、純粋な、模索であったのだ。
 基本的にはただしがエロ本等で色々と情報を仕入れ、それをわたしに指導、アドバイスをし、わたしがそれを実践する。

 そんな二人の愛撫であったのだ。

 そしてそれは二人にとっては真剣であり、青春の堪らない、昂ぶりであり、持て余す程の青春のエネルギーの爆発でもあったのである…




 

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