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雨の降る夜は傍にいて…

第2章 春雷

 48 禁断の問い

 果たして俺は兄貴に追い着ける事が出来たのか…

 とにかく兄貴という俺にとっての高みの存在を、存在感を乗り越えたいのだ…

  そしてこの、俺を抱いてくれているゆり姉ちゃんの存在感が大事なことなのであったのだ。

「ああ、ゆり姉ちゃん、気持ちいい…」
 そして俺達はゆり姉ちゃんの正面座位という体位で愛し合いながら、唇を合わせていくのである。

 ああ、ゆ、ゆり姉ちゃん…

 ああ堪らない、蕩けそうた…


「はぁぁ、け、啓ちゃん…」
 ゆり姉ちゃんは快感に潤んだ瞳で俺を見つめながら、ゆっくりと腰を動かしながら囁いてくる。

 きっと、ゆり姉ちゃんも感じているんだ…

 ヌチャ、ジュボ、ヌチャ、ジュボ…

 ギシッ、ギシッ、ギシッ…

「はぁ、はぁ、はぁぁぁ…」

 ヌチャ、ジュボ、ヌチャ、ジュボ…

 ギシッ、ギシッ、ギシッ…

「ゆ、ゆり姉ちゃん、気持ちいいの、感じてくれてるの…」
 俺は未知のアソコという秘密の場所の快感に浸りながら、思わずそう囁き、訊いてしまったのだ。

「あ、う、うん、当たり前でしょう、感じるわよ…」
 そう喘ぎながら応えてくれる。

 ヌチャ、ジュボ、ヌチャ、ジュボ…

 ギシッ、ギシッ、ギシッ…

「あ、あぁ、啓ちゃんの…気持ちいい…」
 ゆり姉ちゃんはそう喘ぎながら、俺の背中に両腕を絡め、しがみつきながら、必死な表情で腰を動かしてきていた。

「あ、う、俺も、気持ちいい…」

「あ、んん、そ、そう…
 まだよ、まだ我慢できるの…」
 俺はゆり姉ちゃんの唇を求めながら、頷いた。

 さっき一度フェラしてもらい、射精できた事は大きかったのだ。
 チンポは蕩けそう名快感に震え、ジンジンと疼いてはいるのであるが、まだ、射精感の昂ぶりは襲ってきてはいなかった。

 大丈夫、まだ、いける…





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