願望アプリ
第1章 願望アプリ
「中島様のお連れ様ですか? 201号室へどうぞ」
「!」
中島くんは本当にカラオケ店にいた。
201号室の扉を開けると、中島くんがちょうど苦しそうに咳き込んでいた。
「中島くん、大丈夫!?」
あたしはソファーに横になっている中島くんの背中を優しくさする。
「ゴホゴホッ! ……なん……でっ……」
「大丈夫? ほら、お茶飲んで」
あたしは中島くんの体を起こして、ペットボトルのお茶を飲ませてあげた。
「……」
咳が治まった中島くんはジッとあたしの顔を見つめている。
「お、お腹すいたでしょ? いっぱい食べるもの買ってきたからっ……」
あたしは恥ずかしくなって、慌てて袋からおにぎりやサンドイッチを出した。
「……どうしてここに……」
「えっ?」
「美晴も……なのか?」
中島くんは真剣な表情をして、どんどんあたしの顔に近づいてくる。
いきなりの展開に動揺して、中島くんがなんて言ったのか聞き取れなかった。
「……俺のこと好きなの?」
「!」
中島くんのその質問だけしっかりと聞こえたあたしは、正直に頷いた。
すると中島くんは一瞬ニヤリと笑ったかと思うと、
「俺も好きだよ、美晴」
あたしにキスをした。
「!」
中島くんは本当にカラオケ店にいた。
201号室の扉を開けると、中島くんがちょうど苦しそうに咳き込んでいた。
「中島くん、大丈夫!?」
あたしはソファーに横になっている中島くんの背中を優しくさする。
「ゴホゴホッ! ……なん……でっ……」
「大丈夫? ほら、お茶飲んで」
あたしは中島くんの体を起こして、ペットボトルのお茶を飲ませてあげた。
「……」
咳が治まった中島くんはジッとあたしの顔を見つめている。
「お、お腹すいたでしょ? いっぱい食べるもの買ってきたからっ……」
あたしは恥ずかしくなって、慌てて袋からおにぎりやサンドイッチを出した。
「……どうしてここに……」
「えっ?」
「美晴も……なのか?」
中島くんは真剣な表情をして、どんどんあたしの顔に近づいてくる。
いきなりの展開に動揺して、中島くんがなんて言ったのか聞き取れなかった。
「……俺のこと好きなの?」
「!」
中島くんのその質問だけしっかりと聞こえたあたしは、正直に頷いた。
すると中島くんは一瞬ニヤリと笑ったかと思うと、
「俺も好きだよ、美晴」
あたしにキスをした。