願望アプリ
第1章 願望アプリ
***
これは一体どういうことなんだろうか。
朝学校に来たら、なぜか美晴ちゃんと中島が仲良く喋ってる。
「祐介、おはよ~」
昨日までスマホばかり見ていた美晴ちゃんは、超笑顔で僕に声をかけてきた。
中島はマスクをしている。
「中島、マジで風邪だったの?」
「ああ、体痛ぇ。ちょっとやり過ぎたかな」
「え?」
中島は席を立つと、フラッと教室を出て行った。美晴ちゃんの顔を見ると、ほのかに顔が赤くなっている。
美晴ちゃん、もしかして……。
「え~まことに残念ですが、前田先生はある理由で停職3か月の懲戒処分となりました」
突然、朝のホームルームで衝撃的なことを言われ、教室内がざわついた。みんなが動揺を隠しきれない中、僕は休んでいる田中のことが気になって仕方なかった。
まさか昨日の今日で?
もしかして願望アプリが関係している?
なんだか嫌な予感がした。
あのアプリのせいで、何かが狂い始めているような気がした。
放課後、僕は授業で使った教材を理科準備室まで持っていかなければいけなかった。今までは前田先生が自分で持っていってたんだけど、代わりの先生は人使いの荒い先生だった。
理科準備室の扉に手をかけようとすると、中からガタガタッと音がした。
人がいたんだとビックリしていると、何やら女子の泣き声が聞こえてきた。
誰か泣いてる?と思いきや、その声は次第に喘ぎ声に変わっていった。
これは一体どういうことなんだろうか。
朝学校に来たら、なぜか美晴ちゃんと中島が仲良く喋ってる。
「祐介、おはよ~」
昨日までスマホばかり見ていた美晴ちゃんは、超笑顔で僕に声をかけてきた。
中島はマスクをしている。
「中島、マジで風邪だったの?」
「ああ、体痛ぇ。ちょっとやり過ぎたかな」
「え?」
中島は席を立つと、フラッと教室を出て行った。美晴ちゃんの顔を見ると、ほのかに顔が赤くなっている。
美晴ちゃん、もしかして……。
「え~まことに残念ですが、前田先生はある理由で停職3か月の懲戒処分となりました」
突然、朝のホームルームで衝撃的なことを言われ、教室内がざわついた。みんなが動揺を隠しきれない中、僕は休んでいる田中のことが気になって仕方なかった。
まさか昨日の今日で?
もしかして願望アプリが関係している?
なんだか嫌な予感がした。
あのアプリのせいで、何かが狂い始めているような気がした。
放課後、僕は授業で使った教材を理科準備室まで持っていかなければいけなかった。今までは前田先生が自分で持っていってたんだけど、代わりの先生は人使いの荒い先生だった。
理科準備室の扉に手をかけようとすると、中からガタガタッと音がした。
人がいたんだとビックリしていると、何やら女子の泣き声が聞こえてきた。
誰か泣いてる?と思いきや、その声は次第に喘ぎ声に変わっていった。