
禁断の夏合宿
第5章 熟女 里美の誘い
「きゃああ!!!」
ドボンと激しい音をたてて、
育美は水中に落ちた。
「ちょっと、何してるんですか!」
三人のやり取りを聞いていた
2年生の本田明日香が
驚いて駆け寄ってきた。
「みんな!!よく聞いて!
育美はね、吉本先生とデキてるのよ!!!」
明日香を無視しながら、
陽子は全員に向き直ってそう叫んだ。
「ええ!?」
「そんな?…」
「まさか先生と?」
全員が驚愕の声をあげた。
「ウソ…嘘ですよね!?」
明日香が涙目になりながら
育美を問いただした。
本田明日香は
吉本に恋心を抱いていただけに
ショックだった。
「なんとか言ってあげたら?
ふん、言えないよね!
ホントのことだもんね!!」
陽子が水を手ですくって
育美の顔めがけて水をかけた。
「育美!私たち、
昨夜先生に相談があって
陽子と二人で部屋を尋ねたの、
でも…ドアに鍵がかかってたわ…
それで中から声が…」
佳奈が涙声で昨夜のことを語った。
二人は一部始終を
ドアに聞き耳をたてて聞いていたのだ。
