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禁断の夏合宿

第2章 夏合宿スタート


約束の日が来てしまった。

吉本は5日分の下着と
競泳用の水着を2枚、
それとタオルを何枚も
スポーツバッグに詰め込んで学校へ向かった。


校門に着くと、
9名の女子生徒と桜川教諭が
すでに待機していた。

桜川の姿を確認すると吉本の心は踊った。

合宿を吉本ひとりに任せるというのは
悪い冗談で
ほんとは二人で行くのではないかと
思ったからだ。

だが、そんな淡い期待はすぐに砕かれた。

「はーい!みんな集合!
さっき、みんなに伝えたように、
夏合宿は吉本先生に指導してもらいますから、
みんなはしっかりと指導を受けるのよ!
わかった?」

キンとよく通る澄んだ声に生徒たちは
「はい!!」と元気よく応えた。

よく統率がとれているものだと感心した。


我が校の水泳部はさほど強くはない。

部員もたった9名だ。

だが、みんなおとなしそうで
指示をしっかり守りそうだ。

これならトレーニングメニューさえ
渡しておけば、
あとはゆっくりと日陰で
若いピチピチの水着姿を
堪能してればいいかもしれない。

吉本は今朝までの憂鬱な気分が
晴れていくのを感じていた。


だが、マイクロバスに乗り込み、
桜川の姿が遠く消え去ると
女子生徒の態度は一変した。

バッグからポーチを取り出すと、
ピアスを付け、化粧を始めた。

バスの車内に甘い香りが充満した。

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