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恋人は社長令嬢

第4章 蝶よ花よと育てたつもりが

「どうしたの?お父さん。」

那々香が、不審な目で見てくる。

「いや……」

春樹はフッと笑った。

「那々香も埜々香も梨々香も、それぞれ、大人になったんだなぁと、思ってな……」


春樹の言葉に、異常に反応したのが、梨々香だ。

「やっとパパも、梨々香が大人だって、認めてくれたのね!!」

「おまえはまだだ!!」

「今、大人だって言ったじゃん!!」



広い車の中も、この三姉妹が騒ぐには、いささか狭いのかもしれませんね。

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