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恋人は社長令嬢

第5章 我慢するのはお互い様

― 松森さん? そこはもっと軽やかに ―


「えっ?」


― 何度も、同じ事を言わせないで ―


「は、はい!」


― ほら また ―


「はい!」


― これだから梨々香は! ―


「え?江田先生?」


― 梨々香! ―


「……香、…々香、梨々香!!」

「うわ~~!!!!」

梨々香は、飛び起きた。

「大丈夫か?うなされてたぞ。」

瞬は梨々香を起こすと、ネクタイを取りに行った。

「あ…そうか……夕べ瞬の部屋に、お泊りしたんだっけ……」

梨々香は、首に流れる汗を拭いた。


あれから毎日、放課後の時間を使って、江田先生がレッスンしてくれるのだが……

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