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恋人は社長令嬢

第6章 愛してるのは言葉だけ!?

『まだ家に、戻ってきていないんです。今日は、10時までには、戻ると言っていたのに…』

瞬は、時計を見た。

もう10時半を回っている。

自分と別れたのが、5時くらいだったのに。

「どこを、ウロウロしてるんだ。」

瞬は、電話を切ると、急いで外へ出た。


梨々香と、別れた場所へ行く瞬。

辺りを見回したが、いない。

「買い物でもしてるのか?」

店が立ち並ぶ道へ行き、しばらく探したがいない。

「どこだ?」

ま、まさか! 誘拐!?

「り、梨々香!!!」

道の真ん中で、焦る瞬。

「落ち着け、落ち着け。梨々香が行きそうな場所、行きそうな場所……」

そう考えて、瞬は思い出した。


”どうしても瞬と観たい映画があるの”

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