テキストサイズ

恋人は社長令嬢

第3章 恋愛に年の差なんて

「別に慣れてるし。」

瞬が刺すような視線で、見てくる。

「あっ!ううん、そういうことじゃなくて……私、何されても、赤間さんならいいっていう意味で……」

真っ赤になる梨々香を、数秒見つめると、瞬は顔を押さえて首を振った。


「何、言ってんだよ。子供のくせに…」

その台詞に、梨々香はプチッと切れた。

「子供子供って言うけれど、それを理由にして、度胸がないだけなんじゃないの?」

「はあ?」

「本当はマニュアル通りの、ワンパターンしかできなかったりして。」

「うわ!俺、高校生に見下されてる?」

「悔しかったら、私を満足させてみなさいよ!」

「おまえな~…」

瞬は相手が、高校生だという事を、一瞬忘れた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ