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恋人は社長令嬢

第3章 恋愛に年の差なんて

「他の女とは、違うんだよ。」

那々香も至も、言葉を失った。

「やっと見つけた、運命の子なんだ。軽い気持ちで、手を出せる安物じゃない。」

那々香は、持っているペンを落とした。

「おい、落としたぞ。」

瞬が拾い上げると、那々香は潤んだ目をしている。

「うひゃっ!」

「瞬に、そこまで言われるなんて!その幸せな女の子の名前は、何て言うの?」

「…梨々香。」

「ウソ。私の妹と、同じ名前。」

「冗談!松森の妹と一緒にするなよ。俺の梨々香は、天使なんだぞ。」


じゃあ、違うな。

妹の梨々香は、小悪魔を通り越して。



悪魔だ。

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