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恋人は社長令嬢

第4章 蝶よ花よと育てたつもりが

「そいつ、さっきね。社長直々に、秘書にならないかって言われたんだよ。」


あ、あいつ……

那々香の事も知ってるのか!!


「でも断ったんだ。今の仕事が、好きだからって…」

「そうなんですか……」

「正直、見る目変わったよ。」

「……どんなふうにですか?」

「ただの同僚っていうよりも、同じ”仲間”っていうのかね……」

至は、嬉しそうに微笑んだ。


そこで、ドアが大きく開き、相手の男が出てきた。

茶髪に、整った顔立ち。

いかにも、モテそうなヤツだった。


の、埜々香が、 

一番お淑やかな埜々香が……

あんなヤツを好きになるなんて!!!!


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