👿サディステック👼エンジェル
第9章 残酷愛
「まさか――――お前の姉さんが…内藤先生を押し出したって言いたいのか?まさか…初対面だろ?それとも内藤先生と前々から知り合いだったとか?」
俺は、そんなバカな…と――――矢先の顔を覗き混む。
が――――…
矢先の顔色は真っ青で…
グッと唇を噛み締めていた。
「矢先?――――大丈夫か?」
「俺――――姉さんに犯された事があるんだよ…ベッドに縛られて…無理やり……。
あの人は…俺を男として愛しているって叫びながら12歳の俺を犯しやがったんだ!」
――――!?
矢先の驚愕の告白に――――俺は固まった。
12歳の――――子供を…姉が襲う?どういう…事だよ?
「きょ…姉弟なんだよな?なんで――――また…」
「俺は、養子なんです…。
俺の両親は――――事故で死んで…引き取り手のいない俺を引き取ったのが…親父の弟夫婦だった…姉はその弟夫婦の子供…。
血は微妙に近いけど――――アイツはそんなの関係なしに…俺の子供が欲しいって…犯したんだ…」