👿サディステック👼エンジェル
第9章 残酷愛
俺は、鞄からスマホを取り出し――――矢先に渡した。
「悠…これ――――」
「この感じだと…新しくスマホを買いに行けそうもないだろ?でも、連絡は取りたいし――――それ、俺のプライベート用のスマホ…それ渡しとく。
俺は、学校用のスマホも持ってるから。この番号――――そ、これ…何かあったらこれに連絡して」
「悠――――…これでセフレと連絡とったりしてたの?」
――――ギクッ…
「まぁ、そうだけど……桃と付き合うようになってからは…活用してないからな!」
さっきまで、死人のような顔だったのが…俺をいじって…少し元気になったのか…笑っている。
「悠――――…ありがとう」
スマホを大事そうに抱き締める矢先を…俺はそっと抱き寄せた。
辛い過去――――…は…
いまだに矢先の中では継続中で…
頑張って入った高校を転校せざる終えない…状況って…なんだよ!