👿サディステック👼エンジェル
第10章 相手のない幸せ
とっさの事で体が反応できなかった!
が、京子は俺の口にハンカチをねじり混ませた!
「がっ!あっがっ!」
息苦しくて口に手が延びるが――――…あっさり手を捕まれ…あっという間に病院のベッドの柵に固定される!
「んっ!!!ん!?」
手際がよすぎて驚く――――!?
どう言うことだ?
ギリギリっと手首に巻かれた結束バンドが食い込み…痛みが走る。
「今は――――100均で…大きめの結束バンドが買えるから…便利よね?」
不意をつかれた!
そう思った時には遅く――――俺の両手はベッドの柵に固定され、口にはハンカチがねじ込まれた状態で…苦しい!
「あぁ――――…桃李…桃李…///成長したね///立派になって…京子嬉しい」
ここは病院だと言うのに…
京子は忍び込み――――…再び俺を縛り上げている。
あの日の悪夢再来――――と言わんばかりに…
俺は恐怖に体が固くなる!
嫌だ――――嫌だ…嫌だ…嫌だ……