👿サディステック👼エンジェル
第10章 相手のない幸せ
京子はフラフラと脱ぎ終えると――――…鞄を持って…俺に近づいてくる…。
終わった――――俺の人生…終わった…
多分――――京子は俺と繋がった瞬間…嬉しさで…雄叫びを上げる!
がむしゃらに俺の上で腰を振りながら…あの時のように大声で喘ぎ――――喜ぶのだ。
そんなことをしたら…
ナースステーションまで声は届き…看護士が何事かと駆けつける…
と、発狂し感涙にのたうち回る姉と縛られ犯されている俺を発見するだろう…
幸いここは病院だ…京子には精神安定剤を投与され…引き剥がされるだろうが…
俺の状態を見て…
なんと思うか――――…。
もう、病院にも学校にも行けやしない…
最悪なことに…
殺人未遂まで犯した女のとその日にセックスしていたのが弟である…。
弁解しようがない……いくら…犯されて見えようと…
変な噂は――――ぶっ飛んでいればいるほど…広まるのが早いのである。