👿サディステック👼エンジェル
第2章 秘密の延長
俺は素早く画面を開くと写真が収まるファイルを素早く開き――――さっきの画像を消した。
「他には、残してないか?転送して自宅のパソコンにデータとか残してないか?」
「今さっきの状態で――――そこまで頭は回りませんよ…家に帰ったら永久保存のファイルに入れる予定にはしてましたけど?って、手際がよすぎっす!つ~か、なんで俺のスマホの操作しってんだよ!」
俺の画像を消し――――電話帳からあの日交換した俺の連絡先を消そうとすると、阻止するように手が伸びてきてスマホを取り上げられた。
「マジでラッキー、そのスマホ俺もお前と同じ機種使ってるんだよ…奇跡かよ」
「逆に運命ってやつじゃないですか?」
「運命なんて――――あるか!未成年の時点で悲劇だよ!」
マジで笑えない悲劇である。