テキストサイズ

👿サディステック👼エンジェル

第6章 一人の部屋


俺と――――姉は…いや、家族は…


他人だ…


他人と言うか…



親戚だ…



6歳のころ…両親が事故で亡くなり――――引き取り手のなかった俺を引き取ってくれたのが…父さんの弟だった――――…


叔父の家には、5歳上の娘がいた…


俺はその人を“お姉ちゃん”と呼び――――…姉弟が出来たことを無邪気に喜んだ。



叔父夫婦は――――男の子が欲しかったが…からだの弱かった叔母は娘を出産したあと…子宝には恵まれないと宣告されていた。


なので、俺を引き取ることを強く望んでいた。


両親が死んだことは悲しかったが――――大好きな叔父たちと暮らせる喜びもあり…


日常を取り戻し始めた――――…。



しかし…



ストーリーメニュー

TOPTOPへ