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👿サディステック👼エンジェル

第6章 一人の部屋


5歳上の姉は――――…


俺を…


違う目でみていたのだ――――…



そう…


熱情を孕んだ目でみていたのだ…



遠目で見ていた――――あの可愛い少年が…


ひとつ屋根の下にいるのだ…



可愛さ…愛しさ……恋しさ…


徐々に――――姉は…おかしくなっていた。



しかし、その変化は緩やかで――――誰も気がつかなかった…


多分――――本人も…


自分が狂っているとは…一ミリも思っていなかったんだと思う…。



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