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王様げーむ

第6章 起床

俺はまたそっと、布団をかけなおして気付いてないふりをして「詩菜!」と呼んだ。


それでも、詩菜は起きないから10回くらい耳もとで詩菜の名前を呼んだ。


すると、少しもぞもぞしてから手を出して目をこすった。


その時にちょうど布団が裏返って見事に詩菜の胸が見えた。


俺はどうしたらいいのかちょっとパニックになったけど、やっぱり欲望には勝てなくてそっと胸に目をやった。



「かいとぉ……?」


まだ寝ぼけている詩菜は上手にろれつが回っていない。

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