I‘m yours forever
第6章 どの道、美月は愛される
「アッ!」
予告なく突き出した尻を平手打ちされて、声が漏れ出る。そして、すかさず「パチン」という音を立ててスパンキングされる。
一定のリズムで叩かれるのかと思いきや、不規則なリズムで、時折片手でお尻全体を鷲掴みにされたり、優しく撫でられたりする。
加えて、音の割りに然程痛みは無い。
スパンキング行為に慣れているような叩き方だった。
いつ叩かれるのか分からない緊張感と痛みの快感、精神的な満足感が膨れ上がり、叩かれる度に「アッ」といやらしい声を上げてしまう。
「ここは未開発か。」
ご主人様の大きな片手が私のお尻の割れ目を開くと、アナルの周辺をなぞり上げた。
「開発するのも悪くないな。」
「....か、開発するのですか?」
ご主人様が再び楽しそうに私のアナル周辺を、今度は反時計周りになぞった。
「怖いのか?」
だが、聡明なご主人様は震えていた私の声から恐怖を感じ取ったらしい。私は、焦った。
「も、申し訳ございません。
せ、性奴隷の分際で私....」
「出来ないのか?お前の存在意義は主人を喜ばせる事だろう?何故出来ない?怠け者が。」
「ど、努力出来ず、す、すみません....ア、アナルはひ、非常にデリケートな部分ですので、ど、どうかご勘弁頂きた、アッ!」
ご主人様からのスパンキングが私の尻に落とされる。
「質問の答えになっていない。
何故出来ないんだ?美月。」
「わ、私が、い、痛みや苦痛を伴う行為に、と、時として、きょ、恐怖を感じてしまうからです。」
「そこに快楽は含まれないのか?その恐怖を克服し、私に仕える気は毛頭無かったのか?このホラ吹きが」
「ど、どうかお許し下さ、アッ!!」
再びパァンと尻を叩かれる。その渇いた音が聴覚を刺激して、性的興奮へと繋がるのだ。