I‘m yours forever
第6章 どの道、美月は愛される
ヤダ..恥ずかしい...もう...私、あんな姿で...。
そんな私の胸中を嘲笑うように、ご主人様が私の胸の飾りに触れてきた。
それも大きな黒いくすぐり羽だ。先端のフサフサした刷毛で円を描くように私の乳輪に触れていく。
「ッ....ンッ…ンッ」
鼻から抜けるような甘ったるい声が私の口から漏れた。視線の先には、自ら乳頭を攻め立てて胸を逸らしている過去の自分だ。
凄く気持ち良さそうだった。
「ッ...アッ....ッ...アッ」
イ、イキたい。
ご主人様、もっとくすぐって。
舐めて、吸って、直接触れて。
ご主人様、お願いです、ご主人様...。
過去と現在、どちらの私も快感を感じているという部分は共通しているが、過去のようにイく事は出来ないのだろうと悟った。
いくら敏感な身体で気持ち良いとはいえ、こんな刷毛に気まぐれに軽くくすぐられたぐらいで、イケる筈が無い。それはご主人様も十分承知の上だろう。そして彼はテレビの私に釘付けだった。
これは多分、ご主人様が考えた「真の仕置き」なのだと私は思った。「ニャア」では何をして欲しいのか、正確にご主人様に伝えられない。言葉を奪われ、羞恥心とイキたくともイケずにもどかしい快感に狂えという意味なのだと理解する。
乳首イキをした私が、“ご覧下さい”と言って、M字開脚を始めた。指一本触れていないはずの私の蜜口から止めどなくマン汁が溢れ出ている様子が鮮明に撮られていた。「淫靡な秘部」という褒め言葉をご主人様から頂いても、羞恥心が膨らんでいくだけで、とても誇らしいとは思えなかった。
真っ赤に赤面し、無限に胸中に広がるのではないかと思われる羞恥心を何とか抑えようと、耳を塞ごうとした。
だが、枷によってすぐに出来ない事に気付く。完全に八方塞がりで逃げ場を失ってしまった。私の羞恥と性的な欲望はどんどん膨らんでいく一方だった。