I‘m yours forever
第6章 どの道、美月は愛される
仰向けにひっくり返ってお尻を突き出すシーンに差し掛かると、くすぐり羽の位置が胸の先から私の陰部へと移動する。
だが、やはりこちらも膣口やクリトリスを軽く撫でられる程度だ。最初から私の相手をする気はないのだと分かってしまう。
「アッ....ニャ....ニャアッ....ンッ...ニャア」
それでもご主人様の気を引きたい私は、ワザと猫のような鳴き声を入れて、媚びた喘ぎ声を漏らす。だが、ご主人様は私に見向きもしない。
「ニャアッ....ンッ...アッ...ンッ...」
既に、ご主人様が与える快感に焦ったさを感じていた。このビデオが終了するまでに、耐えきらなければ...という感情と、慣れ親しんだオーガズムに到達したいという欲望が、ないまぜになって私の脳内を支配する。
けれども、快楽に従順で貪欲な私は、やはりその欲望を抑えきる事が出来ない。
「ンッ...んっ....ニャア、ニャア、アッん」
私は腰をご主人様の陰部に上下に擦り付ける。両手を拘束されている為、一見すると無意味にお尻をバウンドさせているようにも見えるだろう。
「駄目だ。」
パチンとご主人様は私の太ももを引っ叩く。視線は咎めるようなものだった。ご主人様の注意が引けた事が嬉しかった私は、「駄目だ」と言われたのにも関わらず、拙く腰を上下に振り続けた。きっと下にひいたバスタオルはとっくの昔にズレてしまっているだろう。
「アァンッ!!!!」
するとご主人様の更なる平手打ちを右の太ももに受けて、衝撃で嬌声を上げてしまう。
丁度、ブラウン管越しの私も、ご主人様の見事なスパンキングを受けて、陶酔感に浸っている所だった。