I‘m yours forever
第6章 どの道、美月は愛される
「ンァ゛、ア゛、んぅ゛、ン゛、んんん゛」
視覚も聴覚も犯されて、
何処にも逃れられない袋の鼠となった私。
そんな私にトドメを刺すように、ご主人様はGスポットを軽く揺すり始めた。指自体を動かしているわけではなく、手首を使って小刻みに揺らしているような、そんな刺激だった。
このシーンの後は、ご主人様にカメラを向けられてイッちゃうんだった。
ああ、このままビデオのようにイきたい。
ご主人様、どうかどうか、そのまま攻めて下さい。
お願いします、引き抜かないで、お願い。
貴方の指でイきたいの。
映像が秘部から私の顔へと切り替わる。
胸を反らし、涎を垂らした、至極みっともない自分の表情に鳥肌が立つのを感じた。
「ん゛がぁ゛」
その瞬間、豚ともアヒルとも分からない、家畜動物の鳴き声を短く上げて、私はギュッとご主人様の指を締め付けながら果てた。
お優しいご主人様は、鼻でせせ笑っていたが、快楽の極みに達するまで、結局指を引き抜く事はなかったのである。