I‘m yours forever
第6章 どの道、美月は愛される
「ニャア、ニャアッン!!にゃ!ニャアン!!」
「発情期の雌猫が」と揶揄されながらも、私はキングサイズのベッドの上で大股を開き、肉壺を指で押し広げていた。
あの後、ご主人様に手枷、太もも枷、口枷を外してもらった私は、「ニャア」と媚びた鳴き声を上げ、ローテーブルに手を突いて、お尻をゆらゆらと揺らした。
ご主人様の生命力に満ちたペニスが欲しくなってしまったからだ。
自由になった口でお願いしなかったのは、また罰を受けて喋れなくなってしまうのではないか、という恐怖が少なからずあったからだ。
願わくば、ムラムラしたご主人様から前後不覚になるまで後ろから犯されたかった。
だが、ご主人様は私のお尻を力の限り、引っ叩いただけだった。
「残念ながら、お前はまだ私の愛玩動物だ。交尾は出来ない。」
そうご主人様は楽しそうに言い捨てると、床へへたり込む私に向かって「2階へ移動だ。」と短く告げただけだった。
そうして再び夫婦共同部屋へと戻ってきたのだが、私の扱いは変わらずご主人様のペットで、首輪も外されない。
ご主人様の言葉は正確に理解出来るのに、猫であり、喋る事を禁じられた為に、最も屈辱的かつ淫らなおねだりをしなくてはいけなくなったのだ。