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老人ホーム

第10章 夜勤後

チーフは、

「ごめん!ちょっとやり過ぎたかな?でも、田中さんあんな顔してて、わりとTバック穿いてるのよ!余計な情報だった?ま〜、セクシーというよりは、わりとパンツのラインが出るの嫌って人多いから…!」

と言った。そして僕の反応を待たず続けて、

「おっと、また脱線しちゃった!用事というのはね!平林君、今度の日曜日休みでしょ!月曜日含めて2連休。悪いんだけど、介護福祉士の実技試験のための研修に行ってくれないかな?休みの埋め合わせは、来月するから!」

と言った。僕は、

「でも、参加する人は決まっているんじゃ…。それに僕は、まだ介護福祉士を受ける受験資格備えてないですし…。」

介護福祉士試験は、細かいことを省いてザックリいうと、介護の仕事を3年間したという実務経験か、福祉系の学校を出ていないと受験資格がないのだ。

するとチーフは、

「そうなんだけど、参加予定の人が行けなくなっちゃって、そのうえその日休みでしかも連休の人は平林君しかいないのよ!1日しか休みない人に休みなしで行かせるわけにはいかないし…。介護福祉士試験を受ける予定ない人でも大丈夫だから!実技試験の内容は介護の基礎の習得にあるので、受けない人でも、研修に参加して損はないし、勉強になるわよ!」

と言った。僕は、あまり乗り気ではなかったものの、

「参加できる人がいないのならいいですよ!」

と返事をした。チーフは、

「本当?良かった〜!県内の〇〇(僕の勤務する会社の施設名)の各施設で最低1名は参加しないといけないことになってるから…」

と言った。僕は、

「そういう研修に参加したことないので、よくわかりませんが大丈夫ですか?」

と言うと、チーフは、

「白山さんが、ここの施設の実技試験の研修担当者だから、白山さんも行くので困ったことがあったら白山さんに言うといいわ!白山さんは向こうで先に準備とかしないといけないので、当日は先に行ってると思うけど…。」

と言った。僕は、ちょっと不安だったが

「そうですか!わかりました!」

と返事をした。チーフは一つ悩みごとが解決したという雰囲気で、

「ありがとう!助かったわ!来月シフトのことで、何かあったら遠慮なく言って!休み1日増やしてできるだけ希望を聞くから!」

と言って、去っていった。



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