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主治医との結婚生活

第7章 奏真の話


「? 奏真…? どうしたの?」

「ううん。 好きだなぁと思って…。」

「ふふっ 何それ…」



忘れようと すればする程 思い出すし

どんなに 彼女と キスを 重ねても
思い出してしまうのは 明ちゃんで…

だから すぐ ふられて…

何人か 彼女と呼べる子も 居たけれど…
結局 長続きしない。

理由はいつも 「私の事、好きじゃないでしょう?」とか「私じゃない誰かが好きなの?」 とか 

一生懸命に 明ちゃんを忘れようとしているのを
見抜かれる。

だからその内 悪足搔きもやめて…

もう、一層のこと
明ちゃんが現れてくれたらいいのに…
って いつしか 思う様になっていた。


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