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主治医との結婚生活

第8章 絆の深まりの先…


「忘れ物ない?」
「うん。 行ってきま〜す。」

朝、バタバタと小学生の娘を送り出す。
玄関がパタンと閉まると 私も脱力した。

はぁ… やっと行った…

リビングへ戻ろうと振り返った所で
奏真さんに捕まった。
「捕まえた! 明花ちゃん…」 

玄関のドアに手を付かれて、奏真さんに挟まれた。

「ちょっと…」

慌てる私に構わずに奏真さんの唇が近づく…

「マァマ〜 ハンカチ忘れてた〜」
突然 娘がドアを開けたので、私は奏真さんに
押し倒される様にバランスを崩した。

慌てた奏真さんが私を抱きとめて支える。

「ママとパパ… 朝からイチャイチャしないの!」

どこでそんな言葉を覚えてきたのか…?
娘の言葉に苦笑いする。


2度め… 娘に手を降って送り出す。

家の中に戻ると 
待ち構えていた奏真さんに今度こそ捕まった。

今度はカチャンと鍵をかけて…
私に迫る。

私は上目遣いに奏真さんを見て、溜息をつく。

「母から急に 女になれないんですけど…」

「そう?」

顎を掬われて そっと口づけされる。

「明花ちゃん…」

唇を舐められて ゾクッ とした。

チュッ チュッと おでこに 頬に…

至る所にキスされる度に 

まるで 女 に戻される みたいに…

「ちょっと… 待って…!」 
急に 恥ずかしくなって 俯く。

「何で? 散々 待ったよ…?」 
耳元で囁かれて ゾクゾク する。

「…っ!」
顔が 赤くなっていくのを自覚する。

「明花… かわいがってあげる…」 
頬に手を添えられ、
耳元でチュッとリップ音が響く。
私は小さく声をあげた。

すっかり 母親では なくなってしまった。

「… 奏真… さん…」

頬に触れる奏真さんの手に 手を重ねて
上目遣いに奏真さんを見る。

奏真さんは私の表情に満足そうだ。
笑っておでこにキスをした。

「そう… いい子だね 明花…」

まるで小さい子を褒める様に言うから
私も幼い子供の様になって 素直に甘える。

腰を抱き寄せられて 舌を絡めてキスをする。 

玄関先という事も忘れて

奏真さんの首に腕を回して 夢中でキスをする。

服の中に奏真さんの手が忍び込んで
胸を揉まれると 気持ち いい…

あまり声を出さない様に 我慢する。

スカートを捲くられてショーツの上からお尻を
撫でられると


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