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主治医との結婚生活

第9章 世界で1番…

娘が小学生になって 落ち着いてくると、
私は仕事の復帰を考え始めた。


どこかパートで 雇ってくれないかしら…?  

そう 思っていた所に、
娘の幼稚園繋がりのママから「手伝って欲しい」
と声がかかった。

テーブル5席にカウンター5席くらいの小さな飲食店
で、最近忙しくなってきて、人手を探しているのだという…。

バイト経験もろくになく、看護師経験しか
なかったので、ちょっと違う業界の仕事も
面白そう…!

そう思って 奏真さんに相談してみる事にした。


「いいんじゃない?」
ろくに説明も聞かずに奏真さんはあっさりOKを
出してきた。
あまりにも すんなり出たOKに 
逆にこちらが困惑してしまった。

私の戸惑いに気がついた奏真さんは
穏やかに笑った。

「明花ちゃんのやりたい事をやったらいいよ。 
そうだな、1つ注文をつけるとしたなら… 
無理はしないように!
明花ちゃんは元々体が強くはないからね。
それと…」 

奏真さんは私に近づいて 頬に触れてくる。

「僕の相手は ちゃんとして貰わないと…。」

ちゅっ とキスをしてくる。

「相手…」

言いながら 頬が 赤くなる。

ぐっと腰を抱き寄せられて

「そうだよ…? 明花ちゃんだって 
僕と仲良くして居たいでしょう…?」

奏真さんの太ももが私の足の間に入り込み
わざと割れ目をなぞるように抱き寄せる。

奏真さんの顔も近づき、私は思わず 
逃げる様に顔を背けた。

「仲良く…って」
顔を赤くして 困っていると

「明花ちゃんが 言ったんだよ?
僕の治療は 絶対なんでしょ…?」

首筋を 舌で 撫でられて
私は小さく悲鳴をあげた。

「特に明花ちゃんは 放っておくと 
精神が不安定になり易いからね。」

耳をちゅっちゅとキスされて
私は思わず甘い声を漏らす。

「さぁて 今から 治療を施そうか…?」

奏真さんの固くなったモノが 割れ目に当たって
私も蜜を溢し始める。

「ただいまぁ~」
その時  娘が帰って来た。

「残念! また 夜にね…」
奏真さんは耳元で囁いて 私から離れた。

「おかえり 暖菜(はるな)。
学校は楽しかったかい?」

「うんっ!」

奏真さんは何事もなかったかの様に娘と会話を
始める。

私は体の熱を冷ます事に必死で 暫く動けなかった。


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