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主治医との結婚生活

第18章 睦み合い

「… ちゃん  明花ちゃん…」

ゆさゆさと 揺すられて
目を覚ました。

「明花ちゃん  もうそろそろ起きないと…
ご飯に間に合わないよ…?」


奏真さんの 大きな手が 頭を撫でてくれる。


どうやらいつの間にか 寝てしまったらしい。

「お風呂に 入っておいで?
露天風呂 気持ち良かったよ…?」

そう 言われて 
ふらふらと起き上がって 露天風呂を目指す。
 

カラカラと音を立てて 入口のドアを引くと 

目の前に飛び込んできたのは 
オレンジ色に 染まる 雄大な山々と、
夕日に照らされて 煌めく湖…!

「うわぁ… !」

素晴らしいロケーションに 
思わず 感嘆の声を 漏らす。

それから 掛け湯をして 
露天風呂に 足を 踏み入れる。

「あっつ!」 

と 思ったのは  最初だけで 
水温は あっという間に 体に馴染んだ。

「うう〜っ! 気持ちが良いよぉ〜! 
生き返るぅ〜!!!」

大きな独り言を喚きながら 露天風呂と景観を堪能
しながら 眠気を 吹き飛ばす。



ゆっくりする時間は 無さそうなので
ある程度 浸かったら
シャワールームへ  移動する。


備え付けられていた アメニティ は
某 ブランド商品のもので
ワンプッシュ 手に取ると
フローラルの香り が 1面に香って
癒やされた。

私は ご機嫌で 汗を 流した。



脱衣所に戻ると 奏真さんが 待ち構えていた。

「おいで? 髪の毛を 乾かして あげる。」

そう 言われて、

私は 浴衣に 着替えて 奏真さんに促されて 
ドレッサーの前に座る。

奏真さん は 美容師さんの様に 
私の髪を 乾かしていく。

「気持ちよかったでしょう?」

奏真さんに 声を かけられて 頷く。
「はい! とっても!」

ふと 奏真さんが 首筋に 顔を寄せる。

「ん〜♡ お風呂あがりの いい匂い… ♪」

そのまま 首筋に キスをされる。

私は うっとりと 目を閉じて 
そのキスを 受け入れた。

「ご飯に 行こうか。」

後ろから 抱きしめられて 
私もその腕に 抱きつく。

「はい。 楽しみです♡」

振り返って 奏真さんと キスをする。

家じゃ 子供の手前
こんなに イチャイチャ出来ない。



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