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主治医との結婚生活

第18章 睦み合い

「乱…っ! もぉ!奏真さんったら!」
私は 顔を真っ赤にして怒る。

奏真さんは クスクスと 笑った。

「少し 嘗めてみる?」

そう言うと 奏真さんがグラスを渡す。

恐る 恐る ひと嘗めしてみる。
日本酒の 甘み を感じはしたが、
後は ベロが痺れる様な感覚を覚える。

「だ… だめです…」

慌てて 奏真さんに グラスを返す。

「ふふっ 相変わらず 弱いね。」

「それより〜♡♡ ご飯、美味しそう〜♡♡♡」

先 附、 前 菜 、刺 身、碗 盛、 焼 肴、台の物、
酢の物、 食 事、香の物、止 椀 、水菓子

食べ切れるかな… (笑)


私はスマホでご馳走の写真を撮る。
それから…
奏真さんも1枚…  パシャリ


「あ〜! 何、勝手に撮ってるの!
盗撮…!(笑)」

奏真さんに怒られた ☆

「バレてたら盗撮じゃないですよ~!
あ、でも よく 撮れてた〜♡」

私は 写真の出来栄えに 満足する。

「じゃあ 明花ちゃん の写真も♡」

奏真さんにスマホを向けられて 
私は咄嗟に 掌で 顔を隠した。

「こら! 何で 隠すの!」

奏真さんに またまた 怒られた ☆

「だって スッピン なんだもん…」

「それが 可愛いんじゃない…」

「嫌だよ〜」

「撮らせて!」

「絶対 ダメ !」

「… いいよ。 
じゃあ 明花ちゃんが 乱れている写真を 
撮っちゃうんだから…!
僕を 欲しがって おねだりする顔と…」 

「きゃ〜! やめて〜!!!」


私は 奏真さんの話を 両手をバタつかせて 
慌てて遮った。

パシャ…っと 音がして…

「ふふっ。 撮ったよ。 明花ちゃんの写真♡」

奏真さんが わざわざ見せてくれる。

そこには 私が 慌てて 両手を振っている状態
が写し出されていた。

「…ソレは 嫌です…」 

パシャッ とまた 撮られた。


今度は 眉毛を下げて顔を真っ赤に縮こまる
何とも 情けない感じの顔…

「ふふっ♡ 可愛い…♪」
奏真さんは 満足したらしい。



2人だけで ゆっくりご飯を食べるなんて
久しぶり♡

新婚に戻った様で 何だか 
こそばゆい… (笑)


コレは何だ? と
お品書きと照らし合わせたりしながら
食事を楽しむ。


食事も終わり 

水菓子を頂こうとすると
奏真さんに 手招きされた。

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