主治医との結婚生活
第25章 ソフトクリーム
「…っ ふっ… 」
奏真さんの 許しに 安堵して
私は 嗚咽を溢して 泣く。
「もぅ… 嫌ですぅ~
意地悪 しないで下さい〜!!!
何で 外なの〜!!!
お部屋で… もっと 優しく…
ゆっくり シテ下さい〜!!!」
安心した途端 今までの不満と 気持ちが
爆発する。
喚く私を
奏真さんは 憎たらしいくらいの
優しい眼差しで 見守ってくる。
「うう〜…」
声を漏らして 泣き続ける私に
奏真さんは おでこに キスをして
慰める。
それから
優しく 奏真さんの腕に 包まれて
背中を 擦られる。
ズルい !
私は 心の中で 叫ぶ。
奏真さんは ズルい!
そんなに 優しく 抱きとめられたら…
私の 苦しかった心は
あっという間に 絆されて…
すべて 無かった事みたいに…
甘えたくなる…。
「旅館に帰ったら
ゆっくり 優しく シテあげる…。
明花が 望む時に 好きなだけ…
僕を あげる…」
そうして
ソフトクリームみたいに 甘い言葉を囁き…
私を 蕩けさせる。
私の主治医は 相当な 悪魔だ… 。
だから 病気は一向に良くならない。
寧ろ… 病状は重くなる一方。
幼い頃に 憧れて
やっと 手にしたモノは…
実は 相当の 甘やかな毒を含んでいて…
私は 蝕まれていくのに
喜びを感じて…
深く 深く
そして また深く
自らも 染まっていく…
この 甘やかな 愛を
知らなかった頃には 戻れないの…
奏真さんの 許しに 安堵して
私は 嗚咽を溢して 泣く。
「もぅ… 嫌ですぅ~
意地悪 しないで下さい〜!!!
何で 外なの〜!!!
お部屋で… もっと 優しく…
ゆっくり シテ下さい〜!!!」
安心した途端 今までの不満と 気持ちが
爆発する。
喚く私を
奏真さんは 憎たらしいくらいの
優しい眼差しで 見守ってくる。
「うう〜…」
声を漏らして 泣き続ける私に
奏真さんは おでこに キスをして
慰める。
それから
優しく 奏真さんの腕に 包まれて
背中を 擦られる。
ズルい !
私は 心の中で 叫ぶ。
奏真さんは ズルい!
そんなに 優しく 抱きとめられたら…
私の 苦しかった心は
あっという間に 絆されて…
すべて 無かった事みたいに…
甘えたくなる…。
「旅館に帰ったら
ゆっくり 優しく シテあげる…。
明花が 望む時に 好きなだけ…
僕を あげる…」
そうして
ソフトクリームみたいに 甘い言葉を囁き…
私を 蕩けさせる。
私の主治医は 相当な 悪魔だ… 。
だから 病気は一向に良くならない。
寧ろ… 病状は重くなる一方。
幼い頃に 憧れて
やっと 手にしたモノは…
実は 相当の 甘やかな毒を含んでいて…
私は 蝕まれていくのに
喜びを感じて…
深く 深く
そして また深く
自らも 染まっていく…
この 甘やかな 愛を
知らなかった頃には 戻れないの…