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孤高の帝王は純粋無垢な少女を愛し、どこまでも優しく穢す

第3章 救いの手

おじさまは、一緒に付いてきた羽月さんに何か言っている。

おじさまに抱き上げられた私のおでこやわきの下に、羽月さんが冷たいタオルや氷枕を当ててくれた。

おじさまは私を横抱きにしたままマンションを出て、エントランスに乗り付けてあった車の後部座席に乗り込んだ。


「おじさん、私が死にそうなのどうしてわかったの」

「スミレちゃんから、エアコンがこわれたと聞いていたから。遅くなってごめん。熱はまだあるな…」

おじさまの手が額にのせられた瞬間、私は安心して重くなったまぶたを閉じかけた。

助手席に羽月さんが乗り込んで、おじさまに缶を渡して言った。

「スポーツドリンクです…ストローも無いですが、飲めるでしょうか」

「ああ、なんとかするよ」

おじさまの指示で車が発進した。エアコンからごうごうと音を立てて噴き出す冷気が顔にあたって心地よかった。

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