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孤高の帝王は純粋無垢な少女を愛し、どこまでも優しく穢す

第44章 今日だけ、今だけ

陰裂の奥から蜜があふれ出て、彼の舌を濡らした。

「あっ…」

滴り落ちる汁を啜る彼が愛おしくて、思わず声が漏れた。

浅木さんは顔をあげた。快感にとろけた表情の私を見て淫靡にほほ笑んで囁く。

「なんていい顔なんだ」

そう言ってくれたキスは私の味が混じっていた。

私の全身を味わい慈しんでくれる男を前に、私は恥じらいも忘れてしがみついた。

彼を抱きしめ仰向けにし、陰茎にしゃぶりつく。

先端から垂れ落ちている少しねっとりした透明の液が舌を濡らした。

竿を手でさすりながら先端を円を描くように舐め、その形を味わった。

遥人さんのそれよりも短いが、反り返って美しい形の浅木さんのものを深々と咥えこみ、口中一杯に頬張った。

浅木さんは眉間にかすかに皺を刻んで私を見下ろした。

「黎佳、あっ…」

深く甘く響く声が、かすかにうわずる。それがたまらなく愛おしくて、頭を上下させてじっくりと扱いた。




浅木さんはわなわなと太ももを震わせ、私の口から陰茎を引き抜くと、頭を抱き寄せた。

「そんなふうにしたら…」

荒ぶる息を抑えながら深い接吻で舌を絡めあう。

私は彼の陰茎を愛撫しながら、舌をなぶり、歯列の裏をなぞり、唇を舐めた。

膣の奥が、触れられてもいないのにじくじくと反応した。欲しい欲しいと襞が蠢く心地がする。

上に覆いかぶさり、怒張する浅木さんのものを陰裂に差し込んだ。

反り返った肉茎の先端は私の敏感な場所に突き当り、私は思わず息をのんだ。

わずかに腰を動かすだけで得も言われぬ気持ちよさが背筋を駆け上る。



浅木さんは腕を背中に回し、体を翻した。

正常位の姿勢で腰をゆっくりと沈め込んでは引き抜く。

蜜壺の襞が浅木さんの肉茎に絡みついて、膣口がぐちゅぐちゅと音を立てながら、浅木さんの動きに合わせてくぼんだりめくれたりするのが分かる。

唇を貪りあいながら、浅木さんが甘く打ち込む刺激に身を任せるうち、快楽の焔に意識がどろりと溶かされる。

理性が飛んで堰を切ったように喘ぎ声が漏れた。

「あぁっ、あぁっ、浅木さん」

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