いつかの君に感謝を
第3章 囚われた心
舞「昔のことなんて覚えてない。それに舞って馴れ馴れしい。私は誰とも親しくするつもりは無いから」
玲央「そんな事言わないよ。ほら前にも言った通り医者と患者には信頼関係が大切でしょ?舞と仲良くなるためにもこれからは舞って呼ぶからね!」
私は布団を頭までかぶり声も何もかも聞こえないようにした
するとすぐに先生に布団を取られ目を開けると先生と目線は同じ高さで目が合ってしまった
玲央「舞わかったー?
それにいつまでもそうやって人を避けてたら大人になった時に困るよ。まだ16なんだからこれから先の方が人生長い。舞はもっと人と関わることを覚えた方がいい。そして少しは人を信用しなさい。」
うるさい、うるさいうるさい。私がなんで人と関わることをやめたのか、人を信用しないか知らないくせに
なんで…なんで…あんたなんかに
舞「なんであんたなんかに言われないといけないの
大人になった時?私もう長くないこと知ってる。
それに別に私は長生きしたいとも思ってない!
発作が起きた時私やっと死ねると思ったら、いっつもあんたが私を助ける。なんで助けるの?
私助けてもらうこと望んでない!早く死にたい。
死なせてよ……
もう楽にさせて……もうやめて……
私の事何も知らないくせにそんな事言わないで」