いつかの君に感謝を
第2章 悪夢と葛藤
不良品。私が再発したことがわかった次の日に芽衣がわざわざ病院に来て言った言葉。
芽衣は今まで父と母を独占してきたが私が病気になったことで父と母は私に過保護になり、構う時間も増えた
それに気に食わなかった芽衣は私へ嫌がらせを始めた
元より私達双子は周りの大人達が勝手に比べて優劣を決めていた。
私は堀北家長女の名に恥じぬよう小さい頃から努力を積み重ねた。幸い私が勉強や、スポーツを1人で練習したりしていることは芽衣にとって両親を独り占めできる時間でもありお互いに利があった
私は努力と少しの才能で妹には何も負けたことがない。1度も。
妹も努力しているがいつも私に勝てず姉の方が優秀と言われ続けた事に怒りを感じ、昔から関係はよくなかった
前川「……様、お嬢様?大丈夫ですか?」
少し自分の中に入りすぎていた
舞「ごめんなさい、大丈夫。わかった。私は大丈夫だからここへは用がある時以外来なくて大丈夫。」
前川は一瞬何故か悲しそうな目で私の顔を見た
前川「……お嬢様がそう仰るのならそうします。
もう疲れたでしょうからお休み下さい。」
前川に頭を撫でられるとすぐに目は閉じて夢の世界へと行った