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美優side


今時刻は6時。



朝のアラームが聞こえて起きた。




私が起きるとすぐに悠斗も起きた。



私が「おはよう」と言うと眠そうに悠斗も「おはよう」と言った。



いつも朝起きたら悠斗に軽い診察をされる。私はいつもすぐに体調を崩しそれを隠そうとするからだ。




いつも「嫌だ、したくない」と言うと「美優がちゃんと体調悪いですって言えるようになったらしなくてもいいんだけどな笑」と意地悪そうな笑みで悠斗は私に言ってきた。




そんなことを言い争いをしているといつの間にか聴診と検温、喉を見るのは終わっていた。さすが小児科医と思う毎日だ、笑




そして今日私は最悪な日である。なぜなら今日は定期検診の日だからだ。私は痛いことが大っ嫌いなのに定期検診行くと絶対採血される。体調が悪い時は点滴もだけど、、、




私は診察の片付けをしている悠斗に声をかけた。




「ねぇ〜悠斗、今日病院行きたくない」




すると悠斗はいつものように
「行かないとダメだよ、最近美優が激務だったから涼も俺も心配してるの。だからちゃんと体が大丈夫か検査しよ？」




心配してくれたのは嬉しいけどやっぱり嫌だから私は悠斗に「嫌だ、行きたくない！高梨先生に私は元気って言っておいて」と言った。



悠斗に「ダメなものはダメ！今日は美桜も頑張る日なんだから美優も頑張って！それに涼とは同じ科にいて毎日嫌でもあってるんだから自分で言って」と言われた。




美桜も頑張るって言われたら私が頑張らないっていう選択はできない。だからそんな風に言うのはずるいよと思いながら悠斗に「うん」と小さく嫌そうに返事をした。





すると悠斗はえらいえらいって頭を撫でてくれた。私は悠斗からの頭なでなでがほんとに好き