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My life

第27章 夜の導尿

「まず今の美桜の状態について話すね。美桜は今排尿障害が出てるでしょ〜?
それは美桜のおしっこ出す筋肉が弱ってるからなんだよね。そして、肛門の方は筋肉が固まってるから力を抜くことができなくなってるかな〜、ここまで大丈夫〜?」


え…………もう嫌な予感しかしない。美桜はとても不安そうな顔をしながら小さくうんと頷いた。


「排尿障害の方は弱ってる筋肉に直接電気流して刺激を与えるね。美桜も前に何回かしたことあると思うから大丈夫だよ〜。これを1日2時間朝昼夜するね。
そして、排尿する時は、起きてすぐと寝る前、日中は4時間おきに1回の感覚で今日やったみたいに出るまで刺激していくよ」


…………………やだ


もう聞きたくない、絶対に嫌。美桜の顔はとても絶望した顔だった


「大丈夫だよ〜!3日間だけ頑張ればすっごく良くなるからね?
治療頑張ったらどんどん排尿の刺激は少なくて済むようになってくるからね!」


樹は美桜の顔を見ながら優しく声をかけたが、美桜は静かに涙をこぼしながら首を横に振った


「大丈夫、怖いのも嫌なのも先生わかってる。なるべく美桜の治療は先生がするからね?話の続きするよ。

肛門の方は排尿の治療の後5分間だけ今日したちょっとゴツゴツしたグローブでマッサージしていくね。あとは朝に筋弛緩剤の注射する予定だよ」


「ヒクッ……ヒクッ嫌だよ……ヒクッ」


「大丈夫、ここを頑張ったらまた前みたいに戻れるようになるからね!
ここ頑張らないとトレーニングルームの集中治療室に入らないといけなくなっちゃうよ?」

樹は脅すつもりはなかったが、結果的に脅すような言い方になってしまった

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