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My life

第34章 双子ちゃんとお姉ちゃん


潤は先に診察用のベットの方へ行き、診察がいつでも誰からでも始められるようにしていた


「せ、先生…」


美桜は不安そうな顔をして湊に声をかけた


「どうしたの?」


湊は不思議そうな顔をして美桜の顔を見た


「あの…お腹の診察………」


小さな消え入りそうな声で美桜は俯きながら呟いた


「あ〜、大丈夫だよ〜!今はしないからね〜」


湊は美桜を安心させるようにニコッと笑って美桜の頭をポンポンとしながら言った


そして美桜は安心した顔になり診察用のベットの縁に座った


「双子ちゃん達がちゃんと診察この後受けれるように美桜も頑張ってよ〜?笑」


湊はニヤッと笑いながら美桜に言った


「分かってる。子ども扱いしないで」


「ごめんごめん笑。じゃあ始めるからまず自分で体温測ってね〜」


湊は美桜に体温計を渡し、美桜は体温を測り始めた


ピピッ


「何度だった〜?」


「……36度2分」


美桜は湊に体温計を渡しながら答えた


潤はカルテに書き入れた


「熱は無いみたいだね〜、次は胸の音聞くから服少し浮かしてね〜」


そして聴診を終え、喉も診終わった


美桜はもう終わったと思ってもといた場所に戻ろうとした


「みお〜!ちょっと待ってね〜、まだ終わってないから!」

湊が慌ててそう言うと美桜も驚いた顔をした


「えっ?まだ何かあるの?」


いつもならここで終わりだもんね〜、今日は採血まであります苦笑


美桜は注射器が目に入ったらしく大人しく座った



そして今までカルテを入力していた潤が美桜のそばにきた


「よし!じゃ〜お注射泣かないで頑張るよ〜」


ちょっと美桜をからかってみようと思って小さい子に話すように言うと怒った顔をした


「泣かないから。子ども扱いしないで」


「ごめんごめん笑笑、じゃあ頑張るよ〜」



そう言って潤が美桜の左手を抑えて、湊が針を刺した


チクッ


美桜は一瞬痛そうな顔をしたが動かなかった



「よし終わり〜!頑張りました〜」


湊が美桜に声をかけると続けて潤も声をかけた


「頑張りました〜」


「……ありがとうございました」


「どういたしまして(ニコッ」


そして湊が片付けをしている間に美桜はもといた場所に戻った


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