My life
第34章 双子ちゃんとお姉ちゃん
ゆあちゃんも察してか、さっきまではふざける余裕があったけど今はグズり始めた
「ゆあもお姉ちゃんのとこに行きたい〜!離してぇー!」
優和は悠斗の腕から逃げようともがいた
「もう少ししたらゆあもお姉ちゃん達の所にいけるからあとちょっと頑張るよ〜」
悠斗は優和が逃げないように抑えながら声をかけた
「頑張らないのー!!嫌だァー!」
「早くお姉ちゃん達の所に行くために頑張って早く終わらせようね〜」
湊も優和に声をかけた
「やだぁぁぁー!ヒクッおわりぃぃぃヒクッ泣」
優和はとうとう泣き始めてしまった
「ほら頑張るよ〜」
そして悠斗は優和の足を自分の足に挟んで、右腕と体を抱きしめるように抑えて顔を湊から反対の方向に向けて抑えた
「やだぁぁぁヒクッ、うッえぇぇーんヒクッやだぁぁぁヒクッ泣」
「ゆあちゃん大丈夫だよ〜!少し腕抑えるね〜」
そして潤は左腕を簡易机の上において動けないように抑えた
「チクってするよ〜動かないように頑張ろうね〜、ごめんね〜」
湊はサッと消毒をして針を刺した
チクッ
「いやぁぁぁヒクッ、いたぁぁいヒクッ、うッグスン痛い」
「終わったよ〜痛かったね〜頑張ったね〜、そのまま注射も頑張るよ〜」
湊はシールを素早く貼って潤に腕の体制を変えてもらい抑えてもらった
「腕の向き変えるね〜ごめんね〜」
「おわりぃぃぃヒクッそれやだぁぁヒクッうッグスン泣」
「注射嫌だね〜、でもこれ終わったらもう終わりだからね〜!あともう少し頑張るよ〜」
悠斗が優和を落ち着かせるように声をかけた
「うッグスンヒクッ…やだぁヒクッ…泣」
悠斗はよしよしと優和を撫でた
「準備も終わったからそろそろ始めるね〜、危ないから動かないように頑張るよ〜」
湊が声をかけると優和の恐怖心がピークになった
「やだやだやだぁぁヒクッやだぁぁぁヒクッ泣」
優和は首を横に大きく振って暴れた
「大丈夫大丈夫」
「大丈夫だよ〜」
パニックになってきた優和を落ち着かせるように悠斗と潤は声をかけた