My life
第35章 本題
「次は少し奥みるよ〜」
美桜は相変わらず悠斗の手をぎゅっと握っていた
そして悠斗は美桜のお腹をポンポンとしていた
潤は固定の力を少し強めた
「少し痛いよ〜ごめんね〜」
湊は肛門鏡を挿入した
「イッ…痛いッ…」
少し便が溜まってそうな感じするな
「痛いね〜、器具抜くね、ちょっと気持ち悪いけど頑張るよ〜」
湊は肛門鏡を抜いて、便を採取する用の太くて長い綿棒を挿入した
「んッ…痛い、いゃァ…」
綿棒を奥に進めて腸壁をぐるぐると1周させた
「やだぁぁぁぁぁヒクッ…いやぁヒクッ…やだぁヒクッ」
綿棒をぐるぐるとすると美桜は気持ち悪さと我慢の限界で泣き始めた
「嫌だね〜もう終わるからね」
そして湊は綿棒を抜いた
そこには少しだが便が付着していた
洗腸するか
「みお〜少しお腹の中にうんちが溜まってるみたいだからお腹綺麗にしようね」
「ヒクッしないヒクッ…もう終わりヒクッ…やだヒクッ泣」
「大丈夫いつも通りだからね〜」
悠斗は美桜を落ち着かせるように優しく撫でながら言った
「大丈夫だよ〜、ごめんね〜」
そう言って湊はカテーテルを挿入した
「やだぁぁぁヒクッ…やだぁヒクッ」
美桜は体を動かして逃げようとするが潤の固定により全く動けなかった
「ごめんね〜少し気持ち悪い感じするよ〜」
そう言って薬液を注入した
そして5分待って薬液を外に出て、また薬液を注入するを3回繰り返して終わった
美桜は涙で顔がぐちゃぐちゃになって、ぐたっとしていた
今日はお腹の診察して洗腸して筋弛緩剤の坐薬と注射をする予定だから本当の山場はここだな…苦笑