My life
第36章 幼少期を思い出す
静かに絵本を読んでいると、美桜に異変が出てきた
体がだるいな…頭も痛い…
そんなことを思っていると美桜は美優の父にもたれかかった
美桜の両親も医者であり、すぐに美優の父も医者モードに入った
「どうした?体が少し熱いね、お腹は大丈夫?」
そして美優の父が美桜のお腹を触ろうとした途端に美桜は痛がり始めた
「んッいたい!イタイ…たすけて…」
そして美桜は意識を失った
「みお!みお?美優!!救急車!美桜の意識がない」
美優の父は美優にそう言うと、美優は慌てて病院に連絡をし、救急車を呼んだ
双子達は家の空気の異変に気づき、不安になって泣き始めた
「2人とも大丈夫だからね〜」
美優の母が双子をあやした
美優は美桜の方へ近づき何があったのかを聞いた
「どうして気を失ったの?なにがあったの??」
「美優!落ち着いて、冷静に。美桜は隣で静かに絵本を読んでたらいきなりもたれかかってきてお腹が痛いと言ってすぐに意識を飛ばした」
「なんで…」
美優は絶望したような顔をしていた
「原因は詳しく調べてみないと分からないけどお腹の中で炎症を起こしてるのかもしれない。
とりあえず救急車が来たら美優が一緒に病院へ行きなさい。双子のことは私達で見るから心配しなくても大丈夫」
美優の父は美優を安心させ落ち着かせるように言った
そして家に救急車が到着し、美桜は病院へと運ばれた