My life
第37章 おはよう
風神先生は美桜の頭を撫でて涙を手で優しく拭き取りながらそう言った
「みお〜、先生とおねんねの時間にしようね〜。目をつぶってごらん?」
風神先生は美桜に優しく笑顔で声をかけた
先生も美桜が眠たい事には気づいているんだと思う
「ヒクッうッヒクッ…こわいヒクッ…グスンうッヒクッ」
「大丈夫怖くないからね〜!先生もパパも美桜のお手て繋いでるから大丈夫だよ〜」
俺と風神先生はすぐにみおの手を片方ずつ繋いだ
そして美桜は瞼を閉じた
「上手上手〜!先生がおめめ開けていいよって言うまで開けちゃダメだよ〜」
そして風神先生は美桜の胸あたりを一定のリズムでポンポンとした
「ヒクッ……うッヒクッ……ヒクッグスン…ヒクッ」
美桜はすぐに落ち着いた
「眠たいならそのまま眠っていいからね〜」
そして美桜はすぐに眠った
「すみません、ありがとうございます……」
本当に風神先生には頭が上がらない……
「全然大丈夫だよ、悠斗は美桜のお父さんだから安心して甘えてたくさん泣いちゃうんだろうね。
ほら、僕は美桜のことたくさん怒ってるし、厳しくしてるからすぐに落ち着いてくれるけどね笑」
風神先生は少し寂しそうな顔で笑って言った
「ほんとにありがとうございます。先生のことも美桜安心できる人だと思います。普段は別ですけど、こういう時は1番風神先生だと美桜は落ち着いてくれるんですよね笑」
「そう言ってくれて嬉しいよ」
風神先生はニコッと笑って美桜の頭を撫でてICUを出た
なんだかんだ美桜は風神先生に懐いているし、風神先生が小児科モードに入っているのを見るのも新鮮だな