My life
第39章 処置室
処置室に近づくと美桜はどこに連れていかれているかを察し、湊の腕から降りようともがいた
「…ゃやだ、いかない…いきたくない」
「危ないから暴れないで笑、大丈夫大丈夫!少し頑張るよ〜」
湊は美桜が落ちないように抱き直して処置室へと急いで向かった
そして処置室に美桜と湊は入り、湊は美桜をベットに座らせた
処置室には樹もいた
美桜は樹がいることに気づき、今からトレーニングをされることを察した
「みおちゃ〜ん、お久しぶり〜」
樹が美桜に近づきながら声をかけた
「…ぃゃ…ぃやだ!帰る!!やらないの!」
美桜はベットから降りようとした
「ベットから降りちゃダメ〜。久しぶりに会ったのに嫌って言わないでよ〜」
「ヒクッ…やぁ…だぁヒクッ…グスン…湊せんせぃが…いいヒクッ」
美桜は湊の方に手を伸ばしたが、湊は伸ばした美桜の手を握って目線を合わせて言った
「先生はもう行くよ〜?みお頑張ってね〜!」
そう言って湊は、美桜のやりたくないという気持ちがこれ以上大きくならないようにすぐに処置室を出た
「ヒクッ…湊せんせぃヒクッ…泣」
美桜は下を向いて涙を流しながら湊の名前を呼んだ
樹は少し困りながらもニコッとした笑顔で美桜の頭を撫でていた
すると今まで処置の道具を準備して、セットしていた風神が近く泣いている美桜のところに来た
「湊先生はもう終わり。今からは先生と樹先生の時間だから頑張るよ。先生忘れ物取りに行ってくるから、帰ってくるまでにズボンとか脱いで待っててね」
そして風神は処置室を出た