My life
第42章 グズグズちゃん
○○「先生、僕が抱っこかわりましょうか?」
誰かなと思って見てみるとここの大学の1年生の速水くんだった
この病院と連携している大学では1年生の時に1週間自分の好きな所へ行って見学や、患者さんとお話をしたり、小児科で言うと子どもの遊び相手になったりする機会が設けられている。
これは自由参加で参加している人は結構多く、ここだけではなく色々な病院に大学生達は行っている
でも抱っこ変わってくれるのはありがたいな
抱っこしすぎて腕が疲れてきてたし笑
湊「ありがとう〜、でも今みお結構グズってるけど大丈夫?」
速水「全然大丈夫です」
ここはお言葉に甘えようかな
湊「じゃあ美桜の事よろしくね〜、みおはうるさい所好きじゃないのと、今はたくさん甘やかせてあげてね〜!もしかしたら寝るかもしれないから寝たらここに連れてきて〜」
速水「わかりました」
そう言って俺は速水くんに美桜を渡すと、人見知りがあるせいか少し嫌がったが、しばらくすると速水くんの腕の中にすっぽりと収まり、うとうとし始めていた
速水はなるべく静かなところを歩いて、一定のリズムで美桜の背中をポンポンしているとみおはすぐ眠った
たくさん泣いたあとのあるみおの顔を見つめて愛おしそうに頭を撫でていた
そしてナースステーションに戻り、ホットタオルで美桜の顔を優しく拭き、ベットに寝かせて布団をかけてあげた