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美桜が悠斗の腕の中で泣きじゃくってウトウトしている頃、美優達は病院へと来ていた。


美優は優和を悠斗の父と母に預けてマスクを二重にしてし、熱のある悠和を車に乗せ小児科病棟の外来受付を済ませた



はるの担当医である浅川先生は今週は休みなため、先日診て頂いた美桜の担当医である湊先生が診てくれるかな。


美優の隣にぐたっとして座る悠和に体温計を渡すと嫌がることも無く体温を計ってくれた。

ピピッと音がなり体温計を悠和から受け取り、表示された数字を見てみるとそこには38.8℃と表示されていた。


問診票を全て記入し、体温計を受付の人に渡すと別室に案内された。


インフルエンザの患者が多いことから看護師さんがインフルエンザの検査キットをもって部屋にやってきた。


そして悠和は美優の膝の上で検査を受けた。悠斗が家でよく男の子は女の子を守るために強くなれとよく言っているため涙目にはなったが泣くことは無かった



検査が終わったあと、粘膜を刺激されたせいか嫌な咳をたくさんしている。



美優が心配をしていると直ぐに診察室へと呼ばれた。予想通りそこには湊先生がいた。