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My life

第52章 新しい先生


そして美桜はここ数日で体調は少し回復した。しかし昨夜少し熱があり、湊によって座薬を挿れられかなりいじけていた



トントン



ドアをノックして開けて湊は美桜のベットへと向かった

「おはよ〜」


美桜は湊とは反対側を向いていた


「みお?起きてるんでしょ〜?挨拶ぐらいしてくれないと先生寂しいよ〜?笑」


湊はにこっと笑って優しい声で言うが美桜は黙って湊を避けるように布団を被った


「みお〜苦笑、今日から新しい先生が来るって話したの覚えてる?少しの間だけど美桜の担当にもなってくれる先生だから少しだけ挨拶しよ?」


昨日新しい先生が来るって聞いた。ただでさえ湊先生でも嫌なのにこのタイミングで他の先生まで私の診察するなんて受け入れるわけないじゃん……



湊がそう言うと美桜はさらに布団を頭まで被って隠れた



「ごめんね〜速水先生、ちょっと最近立て続けに検査と治療したからかなりいじけてるんだよね…苦笑」


「全然大丈夫です。中村さん、そのままでいいので聞くだけ聞いていてください。僕の名前は速水透です。3週間ほどこちらでお世話になります。早速ですが、診察をさせてください」


3週間?全然少しじゃないじゃん。先生の嘘つき


診察なんて絶対いや、そんなのいやに決まってる……


美桜は布団をぎゅっと握って布団から出ようとせずそれどころかさらに布団に潜った


「みお?先生そろそろ怒るよ。先生今から外来だからもう行くよ?初めて会う先生だから緊張すると思って先生も一緒に来たけどそんな態度なら先生もう知らないよ」


これほど言ってもまだ出てこない美桜に湊は苦笑いし、ため息をついた















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