
My life
第52章 新しい先生
「次は喉見るからあ〜ってしててね」
悠和は少し小さな口であ〜と口を開けた
「あ〜」
「喉は赤くないかな、最後に採血頑張ってゆっくり休むよ」
祥がそう言うと悠和は反対を向いて右腕を出した
「偉い偉い、すぐ終わるからね、チクってするよ、ごめんね」
祥は潤が抑えたことを確認して、サッと消毒をして針を刺した
悠和は針が刺さった瞬間痛みでビクッとしたが動かないようにぎゅっと目を瞑り痛みに耐えた
「ッ……いた」
「終わったよ、頑張りました〜」
祥はそう言って絆創膏を貼って悠和の頭をポンポンと撫でた
「はるくん強かったね〜、先生がいない間にさらにお兄さんになったね」
「この前も湊先生の診察頑張ったもんね」
悠和を抑えていた潤もそう言って悠和の頭を撫でてあげた。
「すごいな〜、あとで先生からご褒美渡さないと!それと先生今日は朝だけ外来だからなにかあったらナースコール押してね。もう隔離の期間は終わりだから今日お部屋移動しよっか!だからあんまりベッド散らかしたらダメだよ?あと輸血は先生が外来終わってからするからお部屋で大人しく待っててね、今日もベットの上で安静にだよ?じゃあまたあとでね〜」
「わかった!ありがとう〜、またね」
悠和はにこっと笑って手を振った
潤と祥も悠和に手を振り部屋を出た
