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小説以外のひとりごと

第47章 2024年7月

「金魚鉢で飼うんじゃない!」


別部門のスタッフさんから呼ばれる

「わからないからヘルプして」

聞くとメダカの飼育水が2〜3日で汚れるそうで、わからないから代わって、と


お客さんのところまで行って詳しくは聞く


飼ってるのはメダカ

金魚鉢は昔ながらの丸くてフリル状のやつ

場所は室内




器具も何にも無しだという

ブクブクもフィルターも何にも付けてない

底床は砂利かソイル入れてます?と聞くと

「ガラスのビーズ敷き詰めてます」


うわぁ、でた

見た目重視で生体を飼うひと

夏になったら増える問い合わせ



生体の数を聞いたら「そりゃ多すぎる」

金魚鉢でも飼えないことはないけど難易度が高い

なんせ水量が少ないし、酸素も少ないし、なんなら上層しか酸素が無い、循環もしてない

つまり止水域が多すぎて、水が腐っていく
だから水が変色していく


どこから説明しようか、
詳しく話すときりがないぞ?
なんだかフルセット商品を押し売りするスタッフみたいでイヤだなぁ


とりあえず最低限のやり方

あとはボクの自分ちでやってる環境とかを話す


いまさら匹数を減らせと言っても仕方がない


とりあえずスポンジフィルター付きのガラス水槽を勧めた

たぶんロカボーイのセットより使いやすいと思うし、赤ちゃんが産まれても吸い込まれない



最低限のアドバイスとして伝えたのは、

最初は水換えを2〜3日に1回
量は三分の一程度
餌は朝に1回だけ
窓際には置かない


短時間で理解出来る項目はこれぐらいか、

もっと言いたいことあるけど、キリないし!


あ、底床はガラス玉よりソイルがいいですよ、と伝えるのを忘れたな


ガラスは見た目綺麗なのは最初だけ
すぐに汚れて汚くなってくる
ガラスはバクテリアが付きにくいからいつまでたっても水質が改善されない

もう1回来てくれないかな


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